24.自己開示

このブログでは何度も書いていることですが、私は会話が苦手です。

会話が苦手な理由

私は極度のシャイです。
(今では改善できましたが特に子供の頃は)自分のことを話すと赤面してしまいます。 だから自分のことは極力話さないようにしてきました。 自分のことを聞かれても当たり障りのない回答をしてしまいます。 だから会話が膨らみません。 それで自分がつまらない人間だと思われて、自分のことを聞かれなくなります。 自分のことを聞かれないのはホッとする反面、誰も自分のことに関心ないのだと感じ一抹の寂しさを覚えます。 自分のことを話せない(話さない)理由は学生時代の過ごし方にあると考えます。 学生時代(特に高校~大学の7年間)は空っぽな期間でした。
感受性が豊かな多感な時期に空っぽな過ごし方をしたのは私の人生で最大の損失と言っても過言ではありません。 部活に打ち込んだり、友達と遊んだり、恋愛を謳歌したり、または趣味に打ち込んだりと所謂青春を謳歌する時期です。 そういうことは一切できませんでした。 なので社会人になってからも学生時時代のことは会話の話題になりやすく、学生時代の会話を通じて共感し合うことで仲が深まることは多いと思います。 私は学生時代の過ごし方は聞かれたくない一番の話題なので極力話さないようにしてきました。
だから共感して仲が深まることは皆無でした。
自分は空っぽな学生時代だったと自虐的に話せればよいのですが、つまらない自尊心が邪魔をして話せません。

恥ずかしいと思う理由

こんなことに悩むなんて自分は本当に甘ちゃんだと思います。
今まで深く考えたことはありませんでしたが、恥ずかしいという感情はどこから来るのだろうと考えてみました。
自分のことを話すのが何故恥ずかしいのでしょうか。自分のことを話して「○○さんってこんな人なんだ」と思われるのが、恥ずかしいのでしょうか。
例えばオタク的な趣味を持っていたとして、その趣味を開示することで「○○さんはオタク」というレッテルを貼られます。
「こんな人」というレッテルを貼られるのが嫌だから恥ずかしさを感じるのでしょうか。
私の場合は「学生時代に友達もおらず何もしてこなかった」ことが恥ずかしいので、人に話したくありません。
これを話すと「○○さんは根暗な学生時代を送ってたんだ」と思われ、自分を下に見られる恐れがあるからです。
ここまで書いて人に見下されたくないことが自分のことを話せない理由だと気付きました。

自意識過剰

学生時代以外の話をする場合はコンプレックスを持っておりませんので、比較的自分のことでも話すことができます。
しかし自分のことを話すのは、自意識過剰と思われるので控えてしまいます。(そんな忖度した気持ちこそが自意識過剰だとも思いますが)
誰も自分にそれほど関心は持っていません。
こうして考えると自分の悩みなんて取るに足りない些細なものです。
しかし、実際に人前に出ると恥の意識が出て、自己開示が出来なくなります。
雑談の場では基本的には口を閉ざし会話に参加できず、一人取り残された状態になります。
この一人取り残された状態によって疎外感・孤独感を感じます。
「一人取り残された状態」と感じることこそ自意識過剰なのかもしれません。
繰り返しますが誰も私にそれほどの関心は持っていません。   

プライドを捨てることの難しさ

ここまで書いて当たり前のことに気付きました。
自分のことを話さないから自分に関心を持ってもらえないのだと思います。
よく知らない人には話かけ辛いですし、関心も持ってもらえません。
自業自得です。
自己開示は人に関心を持ってもらうために必要なことという当たり前のことに気付きました。

自己開示するためには

会話しなくても人に迷惑をかけているわけじゃありません。人畜無害の私です。
最低限の会話でも暮らしていけます。幸い事務的な会話はさほど苦になく出来るようにはなりました。

それでも会話に渇望する時があります。
真面目な深い話をしたいです。

古代ローマの哲学者キケロの言葉「世界で最も強い満足感をもたらす経験とは、地球上のあらゆる題材について、自分自身に向かって語るのと同じくらい自由に話せる相手をもつことである」――その相手が欲しいです。

まとめ

とりとめのない文章になってしまいました。今までこのブログで書いた内容と重複している部分もあります。
しかし、深堀することで気付いたこともありました。
時が経つと同じ悩みに直面してまた同じようなブログを書いてしまうかもしれません。
そうならないように日々「自己開示」を心掛けたいと意思表示をして締めさせていただきます。

P.S
約1年ぶりの更新になりました。
昨年はコロナ禍でブログを書く時間は確保できそうでしたが、更新できませんでした。 (下書きは書いてましたが、自分の文章力のなさに絶望して筆が進みませんでした)

P.S2 「17.自意識過剰」でも同じようなことを書いていました。同じような悩みを繰り返し書くのは克服できていないということでしょう。