26.コミュ力におけるマウンティング

このブログでは何度も書いていることですが、私は会話が苦手です。

会話に参加できないと「暗い奴」「面白くないやつ」と思われます。
そう思われるのは怖いですが、気の利いた或いは面白い発言をしなければと勝手にプレッシャーを感じて口を開くのを躊躇してしまいます。
思い切って発言しても、声が小さく誰にも拾われないことが多々あります。
自分の発言に自信がないから声が引っ込んでしまうのです。

こうして自己分析してみるとなんてくだらないことで悩んでいるのだろうと思います。

場数を踏むにも会話をする相手がいません。
会話をしても話が膨らむことも盛り上がることもなく、終わってしまいます。
相手からは会話しても面白くないやつとレッテルを貼られてしまいます。
だから次の会話の機会が得られません。
こうして会話力を鍛える機会を損失してしまいます。
そんな間に他の人は会話に花を咲かせて盛り上がっています。

しかし、こういった悩みを持つのは私だけではないはずです。
無口で会話を好まない人もいるはずです。そういった人たちと仲良くなりたいです。
しかし、そういった人達なら気兼ねなく話せるだろうと自分のことを棚に上げて相手を下に見ている卑しい思惑があります。
こういった思惑を持って話しても相手には当然響かないと思います。
「あ、こいつ自分のことを下に見てるな」と思うような相手と仲良くなりたいとは思いません。
最近の流行り言葉の「マウンティング」をする心理なのでしょうか。

相手を見下して自尊心を満たすのは卑しいし虚しいです。
しかし、自分の価値を一番わかりやすく測る物差しは「他人」であるから、他人と比較して自分より下な人間がいると思うと安心するので比較をしてしまいます。
自分よりも上の人と比較すると劣等感を感じてしまうので、下と思える人を探して比較して自尊心を満たそうとします。

過去に「他人との比較」という同じような内容の記事を書いていました。

kesepian.hateblo.jp

この記事を書いてからも同じようなことを書いたということは無意識に「他人と比較して安心する」思考パターンが染みついているのでしょう。
染みついた思考パターンを変えるのは難しいですが、他人との比較はやめることを強く意識して心がけたいです。